北村卓也の自分史

自分には価値がない、そんな漠然とした不安を感じた時には

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私が初めてプロのデザイナーに会ったのは大学のアトリエでした。

当時の私はデザインを専攻する学生で、
大学1年のマーカースケッチの演習の時に、
日産自動車から講師として演習を担当されていた
山崎さんというカーデザイナーの男性に会いました。

当時おそらく30~40代くらいの山崎さんは、
澄んだ目をした大人、という印象の方でした。

 

天窓から春の光が柔らかく室内を照らす
白いアトリエで、白い机の上に置かれた
白い紙の前に座った山崎さんは、
大勢の学生が見守る中、デザインスケッチを描きました。

 

その時、僕は奇跡を見た。

山崎さんは、プロのデザイナーは、魔法使いかと思った。

何もなかったはずの白い紙の中で、
車のデザインが具現化されていく。

 

線が美しい。

何の変哲もないペンから生み出されるその線が美しい。

そんな線が重なってアイデアが形になっていく。
0から1が生み出される瞬間。

 

何もないところから、価値を生み出すことができる人。

そんな山崎さんが、とても格好よくて、眩しかった。

 

自分にもそんな価値が欲しい。

デザイナーになることができれば、
価値を生み出すことができるなら、

そんな自分自身にも、価値があるって思えるんじゃないか?
見せかけじゃなく、もっと自分に自信を持てるんじゃないか?

そんな思いを抱きながら、僕はデザインを学び、
ゲームセンターの販促物をデザインするアルバイトを経験し、
就職活動を経てオフィス家具のデザイナーになりました。

 

山崎さんが最後の演習で配ったプリントに、
とても感銘を受けた言葉があります。

 

デザイン(design)の語源は、de-signである。

「de」は「新しい」という意味、
「sign」は「印」です。

つまり、デザイナー(designer)とは、
世の中に新しい印をつくり出す人なのです。

これからもデザインを学んで、
世の中に新しい印をつくり出す
デザイナーになってください!!

 

なんて温かく、
希望に満ちたメッセージなんだろう。

この言葉を何回も思い出して、
僕は行動してきました。

今も、そしてこれからも、
世の中に新しい価値をつくり出すことが、
私の喜びなのです。

 

夢を叶える言葉をつくる
クリエイティブコーチ 北村卓也

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