こんにちは!
ビリーフチェンジコーチの北村卓也です。
今日は、自分に自信を生みだす5ステップについてお話しします。
- 自分をもう一歩好きになり、自己肯定感を高める。
- 他者を認め、信頼する力を高めて人間関係をつくる。
- これまでの延長線上ではない、新しい行動を起こす。
- まだやったことのないレベルまで行動を継続する。
といった時のお役に立てます。
5ステップとはずばり、
1.自己理解(自分を知ること)
2.自己受容(自分を受け入れること)
3.自己承認(自分にOKをだすこと)
4.自己肯定(自分にYESと言うこと)
5.自己信頼(自分を信じること)
です。
これは、北村が自分に自信を持ち続けるために、
繰り返し、繰り返し、繰り返し、、、繰り返し × 100、
行ってきた方法です。
また、コーチングセッションで私が話す言葉は、
クライアントの状態と状況に応じて、
1~5を高めたり、促進するために使われます。
それでは、順番にご紹介します!
1.自己理解(自分を知ること)
自分に自信を生みだす1番目のステップは、
自己理解(自分を知ること)です。
英語で言うと「know」です。
この後に「受け入れる」とか「認める」といったプロセスが続きますが、
その前に「どんな自分」を受け入れるのか、
「どんな自分」を認めるのかを知るステップです。
「自分を理解する」は、次の4つの順番でやるとできます。
①「印象に残っている出来事」を書き出す。または話す。
「印象に残っている=感情が大きく動いた」ということです。
これによってあなたの感情が動くものをリストアップできます。
②「そのときにどう感じたか」を書き出す。または話す。
それぞれの出来事で感じた「喜怒哀楽」がわかります。
これによってあなたが何に喜びを感じ、何に怒りを覚え、
何が哀しく、何が楽しいと感じるのかがわかります。
③「そんなあなたは何を大切にしているのか?」を書き出す。または話す。
②の「感情」を材料にして、あなたが
大切にしている「価値観」を導きだします。
1つ1つのピースを集めてキーワード化したり、
抽象度を1段階上げてまとめるイメージです。
④「そんなあなたはどういう人でありたいのか?
(どういう人になりたいのか?)」を書き出す。または話す。
③の「価値観」を材料にして、
「ありたい姿(なりたい自分)」を導きだします。
キャッチコピーのように言葉にすると定着します。
ちなみに北村のありたい姿は、
「他者のメンタルブロックを外せるコミュニケーター」です。
「ありたい姿(なりたい自分)」が決まると、
達成したいゴール(ミッション)が明確になり、
必要な行動プロセスが分かってきます。
①~④は、「○○」を書き出す。または話す。
という方法で行います。
その理由は、
人は自分の外側にアウトプットした「言葉」を
もう一度自分でインプットすることによって、
自分を知る・自分を理解する性質があるからです
例)日記を書く、ブログを書く
思いや考えを一度文字にして、
自分の言葉を「見る」ことによって、
自分が思っていること、
考えていることに対する理解が深まります。
例)ひとり言を言う、人に相談する
ひとり言を言いながら持ち物を確認したり、
人に相談して話しているうちに頭の中が整理されて、
「なんだかスッキリした」という経験はありませんか。
自分の言葉を「聞く」ことで、確認や整理を行っているのです。
「なんだかモヤモヤしている」という状態は、
「言葉のアウトプット(からのインプット)」が必要なのに、
それが十分にできていないときに起こります。
だから、女性は私の話を聞いてほしいと思い、
男性はこの場所でこの人に話してもいいんだと
思えたとき、たくさん話しだすのです。
2.自己受容(自分を受け入れること)
自分に自信を生みだす2番目のステップは、
自己受容(自分を受け入れること)です。
英語で言うと「accept」です。
「自分を受け入れる」を文章で表現すると、
自分は○○な人だと思う。△△という側面もある。
そういえば、□□だって言われたこともあるなー。
そういう○○、△△、□□みたいなの全部含めて、
自分なのかもしれませんね、、といった感じです。
(*受け入れるのが難しければ、まずは、受け止めてくださいね!)
そのときのポイントが3つあります。
①好きな自分も嫌いな自分もまぜこぜにしてすべて受け入れる。
- 私はネコが好きだ。
- 私は人がこわい。
- でも人とつながりたい。
- 好きな人の前に立つと緊張してしまう。
- 字がきれいだとほめられる。
たとえばこのような自己認識をもった人がいるとします。
このとき、ネコが好きだからいいとか、
人がこわいからだめだと○×をつける必要はありません。
ただ、自分って「そういうところもあるかもね」でOKです。
②嫌いな自分が見つかった場合はそのままにする
受け入れられない場合もそのままでOK。
先の例で、
「好きな人の前に立つと緊張してしまう」
そんな自分がイヤだーー!!
どうしても受け入れられない!と思ったとします。
その場合は、
「好きな人の前に立つと緊張してしまう、
そんな自分がイヤでどうしても受け入れられない」
って思ってるんだな、でOKです。
「○○がイヤで受け入れられない」ことを1つのかたまりにして、
そんな自分を受け止めているのです。
それも難しい場合は、そのままにしておいて受け入れなくても大丈夫です。
なぜかと言うと、嫌いな自分を直そうとしなくても、
3、4、5番目のステップを進めていくと、
気にならなくなることが多いからです。
その分は好きな自分をかみしめてくださいね。
③白か黒かではなく、白も黒もグレーも受け入れる。
自分を「優しい人」か「厳しい人」の
どちらかに分類する必要はありません。
基本的に厳しいけど、ネコにだけは優しい。とか
優しいって人からは言われるけど、
自分ではそう思わないし、不機嫌な時は怒りっぽいと思う。とか、
なんでもありです。
人間には「多面性」があるので、
「一貫性」や「矛盾」のようなものを気にせずに
白も黒もグレーも「矛盾」に感じることも含めて受け入れます。
実際に、北村自身も、
「すごい臆病で慎重」&「思いきりがよくて実践的」だと思っています。
この積み重ねが、
「臆病」と「思いきりのよさ」を場面に応じて選択したり、
目の前の相手のさまざまな側面をまるごと受容する力を生みだします。
3.自己承認(自分にOKをだすこと)
自分に自信を生みだす3番目のステップは、
自己承認(自分にOKをだすこと)です。
2番目のステップ「自己受容」が、
自己認識のさまざまなピースを集めることだとすれば、
3番目のステップ「自己承認」は、
ピースの1つ1つに「OKをだすこと」
そして、すべてのピースが合わさった
「あなた自身にOKをだすこと」です。
自己承認を高める方法は、
さらに細かく3つに分類されます。
①行動承認(行動した自分への承認)
- 3ヵ月ブログを毎日書くことができた。
- ケンカした友達に謝ることができた。
- 数学のテストで100点をとることができた。
そんな自分に「いいね!」をするイメージです。
facebookで自分の投稿に「いいね!」をするのに似ているかも。
ポイントは、小さな変化を見つけること。
OKをだすハードルを思いきり下げることです。
たとえば、
3ヵ月ブログを毎日書こうとしたけど書けなかったとします。
その場合は、毎週ブログを書けた自分や、
30記事ブログを書けた自分にOKをだします。
もし、ブログを1記事も書けなかったとしたら、
「ブログを毎日書くという目標を立てた自分」にOKをだします。
「そんな自分もなんかいいよね」でいいのです。
(*小さな変化を見つける、OKのハードルを下げるのは、目標の大きさとは関係ありません。目標が大きくても小さくても、変化を見つけたりOKをだすことが、自己承認を高める上で大切です。そして、自己承認を高めることが、4番目、5番目のステップの自己肯定と自己信頼へとつながっていきます。自己肯定は行動を加速させ、自己信頼は大きな目標を達成する自信を生みだします。なので、安心して小さな変化にOKを出しつづけてくださいね!)
*
先日、検索である人のブログを読んでいると、
「今年もブログを更新する季節がやってきました」
と書いてある記事を見つけました。
そのブログの作者は、
毎日更新してないからNGではなく、
毎週更新してないからNGではなく、
毎月更新してないからNGではなく、
毎年ブログを更新できている自分にOKをだしていました。
すばらしい記事でした。
②存在承認(存在する自分への承認)
行動承認が「Do」に対する承認だとすると、
存在承認は「Be」に対する承認です。
ありのままの自分にOKをだすこと。
ただそこに存在するあなたにOKをだすということです。
(*これが難しい、どうすればできるようになるんだ、と感じる方もいると思います。私自身がそう感じていたからです。1つお伝えできるのは、必ずできるようになるということ。慣れないうちは、他者の力を使ってくださいね。詳しくは③の「他者承認」をご覧ください。)
- ブログを書けなくてもOK(もちろん書いてもOK)
- 友達に謝れなくてもOK(謝ってもOK、さらにケンカしてもOK)
- テストで0点をとってもOK(50点でも、30点でもOK)
「あなたには価値がある」ということに、
何かができるから/できないから、といった条件は必要ないのです。
自分に対して「存在承認」をだしていて、
それを他者に投影して、目の前の相手を認めている人は、
周りの人を安心させたり、人柄に温かさを感じさせます。
③他者承認(他者から自分への承認)
自己承認は他者からの承認を受けとって高めることができます。
誰かに褒められたとき、「ありがとう」を言われたとき、
本当は嬉しくても思わずそれを否定したり、
受けとることが苦手だと感じる人もいると思います。
そんな時は10の言葉のうち、
1を受けとるようにしてみてください。
1が難しければ、0.5でも、0.01でも大丈夫です。
小さな自己承認の積み重ね(自分にOKをだしつづけること)が、
あなたを劇的に変えていくのです。
コーチングを受けることでも、
自己承認は高められます。
そのときは、次のような言葉を使っているか、
その人自身から次のようなメッセージを感じる
コーチを選ぶのが北村のおすすめです。
「あなたには価値がある」
「あなたはそのままで十分素晴らしい」
「あなたはすでにそれができる/すでにそれができている」
4.自己肯定(自分にYESと言うこと)
自分に自信を生みだす4番目のステップは、
自己肯定(自分にYESと言うこと)です。
3番目のステップで「自己承認」が高まってくると、
自分が目標をもったり、それに向けて行動を起こしたり、
成果を得ることを「許可」できるようになります。
人が行動を選択するとき、
自分Aと自分Bの「内面の会話」が心の中で発生します。
例)会社を辞めて起業する場合
A「オレが会社を辞めて起業したら上手くいくと思う?」
B「やってみないとわかんないけど、どうなったらいいの?」
A「1年後に今の会社の給料と同じぐらいの月収を稼いでる」
B「それだったら、なんとかやれると思うよ(YES)」
B「それはちょっと、難しいんじゃないかな(NO)」
かなり単純化していますが、
起業する人というのは最終的にどこかで
自分に(自分Bが)「YES」をだしているのです。
例)タイプの異性(*名前をいずみさんとします)をご飯に誘う場合
A「いずみさんってすごくいいよねー」
B「連絡先も聞けたし、なんかメールしてみれば?」
A「え、なんて送ればいいの?」
B「ご飯とか、誘ってみればいいじゃん!」
A「そうだなー、じゃあ予定聞いてみよっかな(YES)」
A「いやー、断られたら気まずいからやめとくよ(NO)」
この場合も、ご飯に誘うという行動を起こすとき
自分に(自分Aが)「YES」をだしています。
このような例で、起業しなくても、ご飯に誘えなくても、
まったく自分を責める必要はありません。
私がお伝えしたかったことは、
私たちはこのような大小さまざまな行動の選択を
何千、何万と繰り返して毎日を生きているということです。
そんな中で、この「内面の会話」が聞こえたときに、
あなたが本当に望んでいること、
本当はこうだったらいいのにな、と思うことに対して、
少しずつ「自分にYESと言ってみること」
それが、「自己肯定」なのです。
5.自己信頼(自分を信じること)
1番目~4番目のステップを繰り返すと、
自己信頼(自分を信じる気持ち)が高まります。
とはいえ、日々、色々なことに取り組み、
さまざまな出来事を経験する中で、ときには、
自分を信じる気持ちが揺らぐことがあるかもしれません。
そんな時に、自分を信じ続けるポイントがあります。
それは、
- あなたには、すでにその力があるということ。
- あなたには、すでにその力が備わっていると考えること。
- あなたには、すでにそれができると信じること。
私は、子供のころからこれまでを振り返って思うのですが、
自分の成長のために、いつもどこかで不足を探してきたように感じるのです。
テストで80点をとったら、
次は100点をとれるように
できなかった20点の問題を復習する。
(*本当は20点の復習と同じくらい、80点のできていることを認めることが大切だった。)
バスケをやって3ポイントシュートが入るようになったら、
次はどうすればもっと速いシュートモーションで打てるかを考える。
(*本当は3ポイントシュートが入るようになったことをもっと喜んでもよかった。)
バスケ部の部長になって、チームをまとめるのに苦労していた時、
自分のリーダーシップに問題があると思って本を読み漁っていた。
(*本当は小2で友達と遊んでいるとき、すでにリーダーシップは発揮されていた。)
仕事を始めてからも、
スケッチが描けるようになったらCADを覚えて、
デザインができるようになったらプレゼンを覚えて、
商品企画ができるようになったらプロモーションに関わって、、、
「もっと数字を使って話せるようになってほしい」
「営業の現場の声を聞いて商品に反映してほしい」
「ヒアリングと観察調査から顧客ニーズを見つけてほしい」
「プロジェクトの進捗管理と関係者への連絡を徹底してほしい」
「商品企画の進め方やノウハウを後輩にも共有してほしい」
期待してもらえるのはありがたいことだと思っていたし、
なんとかそれに応えたかった。応えつづけたかった。
会社から、上司から、そして自分から、
常に何かを求められ、自分の不足を補ってきた。
その何かができるようになれば、きっと変われると思っていた。
でも、何かができるようになっても、
また新しい「何か」が見つかるだけだった。
いつしか、そんな「ループ」が苦しくなってきて
向上心が空回りしているように感じてきて、
ある朝、どうしても会社に行けなくなった。
私には、これまで2年以上、
コーチングやメンタルトレーニングのサポートを受けてきた/受けている
プロコーチやメンタルトレーナーが3人います。
その3人の方に共通しているのは、
はじめから私に「ある」と言いつづけてくれたこと。
「余裕でできる」
「魅力がある」
「実力がある」
「才能がある」
「すでに100点」
「モテるでしょう」
「今ならできる」
と、いったように、
ある。できる。ある。できる。ある。できる。
ある。できる。ある。できる。ある。できる。
ある。できる。ある。できる。ある。できる。
ある。できる。ある。できる。・・・を、
間違いなく300回以上伝えてもらった。
気がつくと、私は変化していた。
そして、あることに気付いた。
実は、私がコーチングを受けてきた/受けている
コーチだけでなく、周りにいた沢山の人が、
「ある」「できる」と言ってくれていたことに。
ただ、他でもない自分自身がそれを認めていなかったので、
おそらく、音としては聞こえていたはずの、
「ある」「できる」を認識して、受けとることができなかったのです。
今日は、そんな方が変化を起こそうと思ったとき
自分に自信を生みだす5ステップについてお話ししました。
1.自己理解(自分を知ること)
2.自己受容(自分を受け入れること)
3.自己承認(自分にOKをだすこと)
4.自己肯定(自分にYESと言うこと)
5.自己信頼(自分を信じること)
この5ステップが、
あなたにも劇的な変化を起こすと確信しています。
北村は、ステップ1の「自己理解」から始めて、
ステップ5の「自己信頼」に至るまで、
3年くらいかかりました。
ですが、今、こうして「自分に自信をもつ」というテーマで
この記事を書いている私が、
これからステップ1を始める当時の私をサポートしたなら、
6ヵ月~1年程度でステップ5の変化を起こす自信があります。
*
そんな自分の経験をもとに、5ステップを実践して、
自分に自信を生みだし、自己認識が変わる
プログラムをお届けしております。
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お気軽に北村までご連絡くださいませ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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コメント
コメント一覧 (1件)
ぜひ、自己受容について、お話し聞きたいです。
宜しくお願いします。