私が起業する時、一番怖れていたのは、
「失敗したらどうしよう」
ではなく、
「せっかく起業したのに、
これは自分のやりたいことではなかった」
と思い知らされることでした。
そして、未来の展望も見えず、
こんなことなら会社を辞めなければ良かった
という思いが胸をかすめ、
方向性を見失ったまま路頭に迷う。
というのが私の最悪のストーリーでした。
そのため、起業準備で一番力を注いだのは、
自分の好きなこと、
やりたいことを明確にして、
価値観に基づいた
起業テーマを決めることです。
逆に言えば、
ここを徹底的にやって明確にしておけば、
起業して上手くいくかどうかは、
やってみないとわからない。
「だから、やろう」という決断力が生まれます。
好きなこと、やりたいこと、価値観を
知るには「自分史の振り返り」が有効です。
これは、私が参加した起業塾で、
起業のテーマを見つけるために、
最初に取り組むワークです。
具体的には、幼児期、小学校時代から始まり
中学、高校、大学、新社会人、現在の仕事、
結婚、家族、老後、人生の目的で完結する
410個の質問に答えていくというものでした。
最終的に、
自分の思い出と未来への展望が書かれた
ヒストリーブックが出来上がります☆
そして、その中に、
好きなこと、やりたいこと、価値観が
見えてきます。
410個の質問は、下記のようなものです。
1. 成年月日は?
2. 出身地は?
3. あなたが生まれる前の家庭環境はどうでしたか?
4. 生まれた時のエピソードは何ですか?
5. あなたの名前の由来は何ですか?
6. あなたのニックネームは何でしたか?
7. 父親はどういう性格をしていますか?
8. 父親にはどんな生い立ちがありますか?
9. 母親はどういう性格をしていますか?
・・・
28. 幼児期に、何に一番あこがれていましたか?
29. 幼児期には、何をしているのが楽しかったですか?
30. 幼児期に、最もショックを受けた出来事は何ですか?
・・・
53. 小学生のころ、最も熱中したスポーツは何ですか?
54. それから、どんなことを学びましたか?
55. 小学生のころ、最もあこがれていたものは何ですか?
・・・
93. 中学生のころ、最も印象に残っている家族との思い出は何ですか?
94. それは、あなたにどのような影響を与えましたか?
95. 中学生のころ、ほめられて一番うれしかった出来事は何ですか?
・・・
130. 高校生のころ、恋愛感情をもった異性はどんな人でしたか?
131. その人から、どんな影響を受けましたか?
132. 高校生のころ、最も夢中になったことは何ですか?
・・・
201. 大学のころ体験した、最も大きな失敗は何ですか?
202. その失敗からどんなことを学びましたか?
203. 親が驚いたことは何ですか?
・・・ここまでで半分くらいです!
実は、このワークで得られるものは
好きなこと、やりたいこと、価値観
だけではありませんでした。
後半の質問と何が得られるかについては、
起業のテーマを見つける方法(2)
で紹介しています。
素敵な時間をお過ごしください!
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